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生産性問題への疑問


科学技術の道が険しくなっているのであれば、研究開発は申し訳程度に行なうか、止めてしまった方が良いのではないかという考えもあるでしょう。

これは、科学者、技術者、研究者は、一部の例外的な人材を除けば、あまりお金にはならないので、その待遇は低く抑えるべきであるという考え方につながります。
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しかし、人類の進歩は、現世代が、科学技術の進歩にどれだけ熱心かにより決まるのです。

21世紀には、多くのことが実現されていることを期待した人も多いでしょう。

しかし、科学技術があまりお金にならないということにより、人類の進歩のスピードは、大きく減速したのです。

科学技術の発展が人命救助に結びつく側面の考察はこちら
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科学技術に携わる理科系の人々の待遇や地位も低下しました。

たとえば、博士の地位を考えて見ましょう。かつては、末は博士か大臣かと言われていました。今、博士が、大臣と同じ地位にあると考える人はいなくなってしまいました。

科学者、技術者、研究者の生産性は低くなり、その地位は低下したのです。
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